2021年08月02日
中古住宅を購入時の注意点 其の②
①建築確認書類を見ててもらう
建築確認書には、建物の用途(使いみち)や間取り、工法・給排水設備などが記載されています。
間取りや給排水設備が実際と違う場合は、ちょっと気をつけたほうがいいでしょう。
いいかげんな工務店が建築した可能性があります。
(あくまでも可能性ということですが)あとから増改築をしたかどうかもわかります。(増改築がいけない、という意味ではありませんよ。ただし、平屋建てから2階建てに変更している場合は注意が必要です。私事ですが、自分はこれで大変な目に合いまして結局解体する羽目になりました)
②建物の外周り、特に基礎にひびが入っていないかを見ましょう。基礎にはモルタルが塗ってありますので、モルタルに小さなクラックが入っているのでしたら問題ありません。しかし、基礎自体にひびが入っている場合は避けたほうがいいでしょう。
③天井や柱に雨漏りの後がないかどうか確認しましょう。水周り(洗面脱衣室・キッチンなど)の床がフカフカになっている場合は、症状によっては思ったよりも補修費用がかさむ場合がありますので、事前の見積りをとるようにしましょう。
④ドアや襖などの建具はスムーズに開閉するか確認しましょう。
⑤床下収納庫の収納部分を取り出し床下をのぞいてください。基礎の構造や湿気などの床下の様子が簡単にわかります。
⑥雨漏りは、雨が降らないと確認できません。しかし壁紙や天井にしみが出ますので注意してみれば発見できることも多いと思います。
⑦最後になりますが、事件や事故、どんな方が住んでいたか、周りにどんな方が住んでいるのかなどは、思い切ってご近所の方に聞いてみましょう。ご近所の方は、「ご近所の方」になるかもしれない人に、そう冷たくはしないものです。