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中古住宅は、新築に比べ、価格的に安く買えることはもちろん、実際に完成済みの物件を見ることが出来るなど、有利な面が多々あります。しかし、購入前に「中古ならでは」の注意しなければならないこともあります。まず中古住宅の土地についてですが、せっかく買った中古住宅の土地(底地といいます)が、将来、「さあ、建て替えようか!」と思っても建て替えられない土地であることがあります。これは、付近の相場よりも安い売地にたまにあることです。よく不動産屋さんの広告に出ている「客寄せパンダ」物件にも多く見られます。現在、家が建っているのだから将来的に再建築もできるだろうと甘く考えてはいけません。地目が宅地だからOK、ということもありません。市街化区域だからOK、ということもありません。現に家が建っているのでつい安心してしまいがちですが、土地を買うつもりで注意を持って確認しましょう。「再建築ができない」、もしくは「できない可能性がある」土地には、ちょっと考えただけでも次のような場合があります。
①市街化調整区域の中古住宅で、分家住宅の許可で建築され、許可を受けていない別の人が新築当時から住んでいた。②市街化調整区域で、店舗の許可で建築されていて、実際には住宅として利用されていた。③市街化区域の普通の住宅だが、敷地が接している道路の幅員が不足していて再建築できない。(現在の建物を建てたときは道路に充分接していたが、後に道路に接している部分を売却してしまったため)これ以外にもさまざまなパターンが考えられますので、やっぱり「再建築できるか?」はしっかりと頭にいれておきましょう。気になっている土地があるのだけれど、問題のない土地なのか調べてほしい。というご相談にもお答えしております。